170917 or DIE

Korpiklaani & Fiddler's Green Japan Tour 2017
Special Guest WALTARI 名古屋公演 in 大須Rad Hall
に行ってきた。

当日15:00になって思い立ち 車で名古屋へ。
当日券あるのかも分からないまま向かったけど、いやーあってよかったほんと。
最後尾にいたお兄さんが気さくな方で小粋なメタルトークが出来たのもよかった。


トップバッターはWALTARI(ワルタリ)。
フィンランド産ミクスチャーメタル。
まさか日本でWALTARIを観られる日が来ようとは。
露ほども思ってなかったので、いやぁ良い経験をした。

私にとってWALTARIってバンドはほんと謎のバンドで。
1990年代後半、
「"Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C"ってアルバムが凄い」
と聞いて探して回ったものの、当時どこにも音盤を見つけることが出来ず、
なんかもう空想上とか伝説上のバンドなんじゃないかと思ってた。
レビュー見てもアルバム毎に書いてある内容目まぐるしく違うし。
"一体こいつら何メタルのバンドなんだ"
と混乱と好奇心は高まるものの音盤は一向に見つからない。
結局その後、一枚もCDに出会うことなく現在に至る。

後に、ネットの普及とyoutube niconicoの恩恵により初めてWALTARIを聴くに至り、
"Yeah! Yeah! Die! Die! ~"よりも
"Broken Bizarre"の変態っぷりに度肝を抜かれたのであった。

【ニコニコ動画】Waltari - Broken Bizarre

そんな重いのか軽いのか分からねー積年の思いだけはあったので、
WALTARI観られてとにかく無性に嬉しかった。嬉しかったのだけども...
"Broken Bizarre "聴けなかったのと、
物販全く覗けなくてまたCD買い損ねたのがとにかく心残りであった。

余談だが、WALTARIのVoの赤髪道化師感は昔と全く変わってなかった。
ある意味凄い。


二番手はFiddler's Green(フィドラーズ・グリーン)。
ドイツのフォークロック/パンクバンド。
今回初めてこのバンドの曲を聴いたんだけど、
なんかこう初聴でも無条件でノれてしまう分かりやすさ。ライヴ向けの塊だった。
アイリッシュパンクのDropkick Murphysとかかじってたので問題なくいただけた。


そして今日のメインディッシュ、Korpiklaani(コルピクラーニ)。
フィンランド産フォークメタル。
WALTARIにも積年のナニカがあったけど、
こっちはこっちで長年聴いてきてたから、とにかく感慨深かった。
Korpiklaani改名前のShaman時代からだから、20年越しぐらいだろか。
初期は北欧トラッドの暗くて湿った音楽性を前面に押し出してたけど、
"Wooden Pints"大当たり以降は
かなり聴きやすいRock'n Folkへと正常進化していった印象で
それがちょっと寂しくもあったんだけど、
今日のライヴを聴いてたら
"あー、こいつらは別に売れて変ったわけじゃないんだな"と実感できた。
そのライヴパフォーマンスにはちゃんと
北欧トラッドの持つシャーマニズムやトランス性もふんだんに宿っていた。
ヨンネのヨイク好きなのよ。ヨイクいいよヨイク。サーミの伝統歌唱。
北欧トラッド色の強い雰囲気たっぷりなインストや、
勿論即効性の強い"Wooden Pints"、
"Vodka"、"Beer Beer"辺りの酒ソングもやってくれて大盛り上がりだった。

余談だが、ヨンネも見た目全然変わらないなー。
"森の養分を吸ってるに違いない"って初対面のおヒトと会場で話してた。


ライヴ観終わって大満足で外に出たら、まーみごとな台風だこと。
ものすごい横殴りの風雨に全身ずぶ濡れになり
フウぅぅ!ってテンション上がりつつも
運転中は極めて慎重に、おうちまで帰りましたとさ。


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