150430~0508 or DIE

 ゴールデンウィークを利用して宮崎に行ってきました。
今年で十三回忌になる親父の墓参りが主な目的。
近年は弔事でしか宮崎に行けてなかったので、少し長めに滞在。
親戚のところに顔を出して回ったり、あちこち観光してきました。

宮崎に行く度に"こっち帰って住めばいっちゃが"
と叔父叔母に言われる。今回も言われた。
両親は宮崎生まれの宮崎育ちで生粋の宮崎人だけど、
私は愛知育ち(生後ひと月だけ宮崎)。
やっぱり宮崎に対して故郷って感覚はないんだよなぁ、と思いつつも
宮崎行く時はなんとなく"帰る"って感覚があったりして、
いやはや漢め心(おとめごころ)とは複雑なものである。

滞在中、写真を撮ったりしてたので、
せっかくなのでいくらか載せたいと思います。


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150430~150501

行きは愛知→兵庫・神戸三宮→カーフェリーで宮崎入りするルート。

乗船手続をしてから乗船開始までのあいだ中、
船に飲み込まれていく大型トラックをずーっと眺めてた。
幼い頃から大型トラック観てるのが好きで好きで。

おそらく小学生の頃に親父に連れられて以来ぶりのカーフェリー乗船。
しかも初めて自分で運転して甲板に駐車できるぞって訳で
楽しみすぎて終始そわそわと浮かれていた。

19:30出航。すっかり空も暗くなり絶好の夜景タイムに。

この後、食後に軽く寝たものの ほどなく目が覚めて、
船内を徘徊したり、外デッキから海を眺めたり。
結局船に乗ってるあいだ中そわそわしっぱなしだった。子供か。

日の出。

 繋がれた椅子。

 コカコーラのないコカコーラ自販機。
選ばれたのは綾鷹でした。

宮崎港内。タグボートがカーフェリーを押して回頭の手助け。かわいい。
9:00頃、いよいよ宮崎に到着。およそ13時間の船旅であった。
 ここから車で北上し、祖母宅(本家もとや)へ向かう。

本家から最寄り(車で20分)の町、トロントロン(地名)。
 この誤字看板を見ると戻ってきた―って感じがする。

本家到着後は、親戚回りをして初日終了。


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150502
 本家のすぐ裏にある墓地に行って、親父の墓の掃除。
同じ敷地内に 昔から気になってた古い墓があるのだが、
今回確認してみたら海軍二等兵さんの墓だった。
読み取れる範囲で、佐世保、大平洋方面、潜水、ロ号三十三と共に戦死、
という文字が読めた。

その後、
伯父に連れられて西米良村まで柚子胡椒を買いに出かけた。
西米良はほんと山しかなくてたまらんね。

児原稲荷神社に寄ってお詣り。
ここのおみくじは縁起物を象ったお守り付でかわいい。

カンタロウミミズ。約40㎝。初めて見た。
調べてみたら、日本固有種だけど学名はシーボルトミミズだったり、
同一地域の個体は全て同期同世代で、
卵が孵り成体になり卵を産んで死ぬまでの3年が全個体シンクロしてるらしい。
また、季節によって大移動もするらしい。
見た目も生態も面白いミミズだった。

道の駅的なところ。ここで瓶入りの柚子胡椒を購入。

食堂で食べた しいたけ南蛮定食がまー美味いこと。
柚子胡椒も常備されてる。
柚子胡椒は宮崎の白味噌の味噌汁にほんと良く合う。

帰って来てからは、本家で七輪を引っ張り出してみんなで焼肉。
写真にはほぼ写ってないけど星がきれい。


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150503
 親戚回り。
老々介護で疲弊する農村集落の今を目の当たりにして来た。


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150504
 この日は、
銃夢(漫画)とメタルとお絵描きと宮崎、と共通項が多くてお近付きになった
ネットお仲間の鎮痛剤さんに付き合っていただき、
一日かけて観光に連れて行って貰った。

一級河川、大淀川。4スロ軽巡。

大淀川学習館と水辺の楽校。
宮崎市街から割と近いところにある、
大淀川の生態系や環境情報を展示した施設。
入館無料なんだけど水生生物の展示とか思ってたより見どころあった。

宮崎神宮。初めてお詣りした。

その後、えびの方面へと移動。

お昼に寄ったレストラン チャオにて。
鎮痛剤さんお薦めの500gダイナマイトステーキセット。
小食なので見た時はたじろいだが、意外にペロリといけた。んまかった。

霧島山(宮崎と鹿児島の県境に跨る火山群)の周辺をドライブ。
新燃岳は今も噴火警戒レベル2。
山に近づくにつれ霧がすごくなる。霧島という名称に思わず納得。

高千穂河原。駐車場すぐそばの鳥居。

鳥居をくぐりしばらく登ると、

古宮址(ふるみやあと)が現れる。奥に見えるのは高千穂峰。
毎年11月10日夕刻に天孫降臨御神火祭が開催されるとのこと。
500年前まではここに霧島神宮があったが噴火で度々消失、場所を移した模様。

そんな土地なので、駐車場すぐ横には避難壕が。

高千穂河原の南に位置する、現在の霧島神宮。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が祀られている。」
坂本龍馬が新婚旅行で訪れた場所の一つ。
結構な人出だった。

高千穂峰の東に位置する火口湖の御池(みいけ)。
見渡しがよくとてもきれい。
右端に映る緑の物体はミッシー。完全にUMAである。
湖底には太平洋戦争時の武器や戦車が沈められているらしい。

御池の南方向にある、関之尾滝。
この頃になると日頃の運動不足がたたり、
急勾配の階段の昇り降りで完全に息が上がっていた。
それでも滝は美しい。

締めにラーメンを食って鎮痛剤さんとお別れ。
鎮痛剤さん有難うございました。


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150505
 親父の十三回忌命日法要。
その後、伯父に連れられて日向岬へ。

クルスの海。願いが叶うラブラブスポットらしい。
心のきれいなヒトは"叶"という字が見えるかもしれない。

日向岬、馬ケ背。先端からの眺めは大変良い。

馬ケ背への道からの分岐(急勾配)を10分ほど登ると、

細島無線方位信号所と灯台あり。

馬ケ背の売店に売ってるへべす(平兵衛酢)ソフトクリームがんまかった。

日向岬の天辺にある、米の山展望台。
パラグライダーの滑走場にもなってるようで、柵も無く大変見晴らしがよかった。

宮崎滞在中に、大淀、霧島、日向をコンプリート出来たので
わたくし大変満足です(艦これ脳)


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150506

宮崎市にある みやざきアートセンター。

ゴジラと特撮美術の世界展。一般当日券900円。
宮崎入りしてからこの催しを知り、急遽時間をこじ開けて来てみた。
ポスターやパッケージなどの関連図画、コンテ、設定画 多数展示。
生賴範義氏や開田裕冶氏の原画展示あり。これが相当見応えあった。

特撮スーツとセットの展示もあり。白目ゴジラとモスラ。

こっちは機龍ゴジラ。特撮セットは撮影可だった。

ワークショップで制作された雲の背景画の展示もあった。

結局、昼飯も忘れて4時間ぐらいじっくり見て回ってた。

物販で開田氏の画集を買ったところ、サイン会の参加券を貰った。
ご本人がいらっしゃるとは思ってなかったのでまあ吃驚したのなんの。
氏が目の前でゴジラを描くという貴重な体験をミーハー心丸出しで堪能。

時間作って脚を運んで良かったと思える催しでした。
港湾施設以外で宮崎市に立ち寄るのもほとんどないことだったので
いやーほんと宮崎もまだまだ行ったことない場所だらけだわと実感。


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150507~08

宮崎の銀座。来る度に寂れていく。

13:00頃、宮崎滞在を終え帰路に就くことに。
今回は、東九州自動車道を使い北上。
大分方面から関門橋に至り
山陽道→名神→京滋バイパス→新名神→伊勢湾岸自動車道
を通るルートを選択。

東九州道の大分区間、今回初めて使ったけど
大半が片側1車線の対面通行かつトンネルが多いので
お世辞にも走りやすいとは言えないけど、
昔の九州道を走ってるみたいでちょっと懐かしかった。

豊前~椎田南の1区間だけ未開通だけど、
それでも九州道ルートよりは140km近く短縮出来た。

延岡南から佐伯までは通行料無料区間。
この区間はPASAが無く、
トイレ行きたい時は高速降りて道の駅へ行ってくださいシステムを採用。
トイレ休憩の為 蒲江ICで一度降り、
ICから1km弱の距離にある かまえインターパークに寄ってみたが、
ここが思いがけず良さげな道の駅で、
眼前には猪串湾が広がり、新鮮な魚介の販売やレストランがあったので、
今度寄る時は是非 昼時に合わせてここで飯食ってみたいと思った。

途中、別府湾SAで休憩をいれつつ、
18:30頃、関門橋 九州側の袂である めかりPAに到着。

車で宮崎に行き来する時は必ず壇ノ浦かめかりに寄ることにしてる。
ここからの眺めがまた良いのである。日没前に来れてよかった。
巨大構造物は心が躍る。

めかりPAで佐世保バーガーを食べるの図。

19:30再出発。関門橋を通過。
ここから山陽道に分岐するまでの中国道の上り区間が曲者で、
ひしめく大型車+ずっと下り坂+カーブだらけ。
個人的難所認定区間なので、とりわけ慎重に通過。
幼い頃、親父が運転する車でこの区間通る時は
いろんな大型トラックが間近で見れるから超はしゃいでたなぁ。

23:00頃、宮島SAで4時間ほど仮眠。車中泊。
翌03:00、再出発。

5:00頃、岡山・吉備SAで休憩。

6:00頃、兵庫・龍野西SA。結局寝足りず、ここで再度仮眠。
朝飯は、明石焼き入りのうどん。
9:00頃、再出発。

11:30頃、滋賀・土山SAで休憩。

15:00頃、愛知の地元に到着。
久々の長時間運転、楽しかった。