160227 or DIE

■16/02/27(土)

 映画"KING OF PRISM by PrettyRhythm"を鑑賞。

 昼に友人どもと合流、まずは腹ごしらえ。
マクドナルドのハッピーセットにプリパラが登場!していたので
男3人でハッピーセットを8つ購入。
おまけのプリチケ全8種を揃える為の援護弾を撃ってもらった。感謝。
前日に4つ購入済みだったので、合計12発の弾を撃った訳だが
結果は8種中7種で1種揃わず。
あいかわらずハッピーセットは手厳しい。
満腹になったのち、車で1.5時間。
イオンモール名古屋茶屋へと移動。



本映画は2013年4月~14年3月に放映されたテレビアニメ
"プリティーリズム・レインボーライブ(以下プリリズLRと略)"から
男性キャラを抽出して腐女子向けの味付けを施したスピンオフ作品なのだが、
今日上映するのは、
本編映画60分に そのテレビアニメからの傑作選160分を追加した
その名も
"今夜は寝かせちゃう!グンナイ全国4都市トキメキ一挙上映ツアー"。
計220分。休憩を含めると240分。
なんというエクストリームな特別おうえん上映か。
ちなみに、おうえん上映とは、
声援やサイリウム使用可の能動参加型エンターテイメント上映のこと。

プリリズLR未見、220分もやるなんて知らずに連れてこられた友人は
上映始まる前から度肝を抜かれておった。

かくいう私は、プリリズLRが大好きだったので
KING OF PRISM(以下キンプリと略)も観たいと思ってはいたものの、
1月の公開月は都合がつかず諦めていた、意識低いファン。
公開当初は低空飛行だったが、
一部界隈であれよあれよと口コミで話題が沸騰したことで
上映館・上映期間ともに続々と拡大。
公開当初からこの映画を支えまくった皆さんのおかげで
こうしてキンプリを観に来ることが出来た次第。本当に感謝である。

そんなプリズムエリートが集うおうえん上映は、本当に凄かった。

上映開始前から熱を帯びた ある種異様なムードが漂う待機列。
ファンの有志が自作した 応援の手引きが描かれたポストカードが
入場前に配られる一幕も。
当たり前のようにコスプレさんもいた。

全体的にやはり女性が多いが、男性も思ったよりいる感じ。

いざ上映が始まると、おそらく既に何回も観に来ているのであろう
訓練され統率されたコールが途切れることなく場内に響き渡る。
もはや今聞こえている嬌声が
映画本編の音声か本物の客席の声かなんて判別不能。凄まじい一体感。
あまりの臨場感に途中何度も"あれ?4DX上映だっけ?"という気分に。
(※この時点で4DXは未体験)

正直、観に来る前は
映画に対する反応があまりに腐女子層に偏って熱狂していた為、
公開延長の波を作ってくれて有難うと感謝すると同時に、
大好きなプリリズが腐女子の玩具になってるだけなんじゃないかという
不安にも駆られて、観に行くのが恐くもあったんだけど、
そういった不安ははっきりいって杞憂だった。
変な排他的空気とか全然ない感じ。

勿論 作品傾向はそもそもにして
いわゆる腐向けにジャストチューニングされてはいるんだけど、
内容の本質を紐解けば
それはまぎれもなくプリリズが3シーズンかけて紡いできた
"プリズムショー"の面白さそのものだったし、
そのエンタメ性をみんなしっかりエンジョイしているのが
おうえん上映を通してびんびん伝わって来て、
大変幸福な空間がホールに形成されていた。

なんだかおうえん上映の感想ばかりになってしまったが、
映画そのものも、すさまじく濃かった。
最初は"たった60分かぁ"と思ってたけど
多分あれ、60分以上摂取するとオーヴァードーズで命が危ないわ。
内容は導入の導入、
沢山出てくる新キャラもほとんどがお披露目程度で
実際にプリズムショーを実演するキャラなんてほんの一部なんだけど、
これがほんと強烈なのばかりで。
映画終わった直後は"おいもっと見せろよ!"ってテンションになるんだけど
多分この"もっと観たい"って思わせる加減が絶妙だから
ここまでリピーターが増えたんだろうなという気がした。

という訳で、
現段階で続編制作もスポンサーも未定らしいんだけど、
ここまで盛り上げるだけ盛り上げておいて
続編来なかったら絶対許さない!

そんなプリリズの伝統と腐カルチャーとを
まとめて喰らい尽した映画体験だった。愉しかった。


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